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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

話題

骨髄バンク

著者: 森島泰雄1

所属機関: 1名鉄病院第二内科

ページ範囲:P.311 - P.311

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 自分の骨髄を提供してもよいという意志のある人を募集し,HLA型を検査してドナープールを作るとともに,骨髄移植の適応のある患者を登録し,ドナーとのHLA型の照合を行い,HLAの適合したドナーと患者との間に立ち,骨髄移植までのコーディネートを行うのが骨髄バンクである.日本では1989年東海骨髄バンクが設立され,約3年間に55例の非血縁ドナーからの移植を可能にした.その後1991年12月には日本骨髄バンク(骨髄データセンターと骨髄移植推進財団からなる)が全国統一公的バンクとして設立された.1993年11月にはHLA検査ずみのドナー登録者は3万人を超え,登録患者も1,447人となり,1993年1月から移植が始まり,11月までに79例の移植が行われるなど,日本骨髄バンクは新たな発展の段階に入った.
 20歳から50歳までの健康な人がドナー登録できる(ドナー登録問い合わせ先0120-377-465:骨髄移植推進財団).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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