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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 Ⅹ.輸血

1.血液型—ABO型,Rh型検査法

著者: 冨田忠夫1

所属機関: 1大阪府南大阪赤十字血液センター・技術部

ページ範囲:P.318 - P.321

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■ABO型
 1900〜1902年LandsteinerらによるABO型の発見は,輸血の安全性の向上と普及に大きく貢献した.ABO型の検査は,後出Rh0(D)型とともに輸血の際,必須の検査項目である.
 ABO型抗原の生成は,D-ガラクトース,N-アセチルグルコサミン,N-アセチルガラクトサミンの糖鎖を前駆物質として,H遺伝子によるH転移酵素によってH物質が生成される.さらにこのH物質にA遺伝子によるA型転移酵素,B遺伝子によるB型転移酵素が働いて,それぞれA型,B型ができあがる.AあるいはB遺伝子を持たないO型はH物質そのものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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