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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 XII.免疫組織化学

3.非腫瘍性疾患と免疫組織化学

著者: 大塚成人1

所属機関: 1東京大学医学部病理学教室第一講座

ページ範囲:P.380 - P.382

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■非腫瘍性疾患の免疫組織化学
 免疫組織化学の目的は形態的変化の乏しい細胞を鑑別したり,細胞の形態変化の有無とは別に,細胞内に局在する物質を誰もが容易に確認できるようにすることである.したがって,通常の染色によって形態学的変化が明らかなものに対して行う免疫組織化学よりも,ほとんどの非腫瘍性疾患のように,形態学的変化の乏しい疾患に対して行う免疫組織化学のほうがはるかに意義と重要性があるといっても過言ではない.免疫組織化学の対象となる非腫瘍性疾患は,感染症,代謝・内分泌疾患,自己免疫疾患,変性疾患などである.以下,実際に免疫染色を行った例を用いて説明したい.免疫染色は,ABC法で行い,DAB(3,3’ diaminobenzidine tetrahydrochloride)で発色した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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