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トランスジェニックマウス
著者: 宮崎純一1
所属機関: 1東京大学医学部疾患遺伝子制御(サンド)講座
ページ範囲:P.389 - P.389
文献購入ページに移動初期胚とは受精卵が子宮に着床するまでの時期のことで,遺伝子の導入には主としてマイクロインジェクション法が用いられる.過剰排卵させて得られた受精卵の前核に,ガラスの細いキャピラリーで遺伝子を,直線化したDNA断片(長さ数kb〜50kb)として注入する.DNAは多コピーが結合した形で染色体の1か所に組み込まれることが多い.受精卵は偽妊娠させた雌マウスの卵管に戻す.生まれるマウスの10〜20%に導入したDNAが組み込まれている.
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