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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 XIII.その他

1.フィブロネクチン

著者: 片山政彦1

所属機関: 1宝酒造(株)バイオ研究所細胞工学試薬開発部門

ページ範囲:P.390 - P.392

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 フィブロネクチン(fibronectin;FN)とは,ヒトを含め多くの動物の血液や組織中に比較的多く存在する高分子糖蛋白質である.その分子量は非常に大きく(約40万),普通のポリアクリルアミド電気泳動などでは簡単に分離できない.FN分子は,ほぼよく似た2本のポリペプチド鎖(α鎖とβ鎖)が末端でS-S結合した二重鎖構造をとっている.FNの最も興味深い生理活性は細胞接着活性である.培養シャーレ表面に吸着したFNは線維芽細胞などの動物細胞を強く伸展接着させることができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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