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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻5号

1994年04月発行

文献概要

増刊号 免疫検査実践マニュアル 各論 XIII.その他

3.糞便中ヘモグロビン

著者: 斎藤博1

所属機関: 1弘前大学医学部第一内科

ページ範囲:P.396 - P.398

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■消化管内でのヘモグロビン(Hb)の動態
 免疫便潜血検査は,抗原が種々の要因による影響を受けることに起因するいくつかの特徴がある.
 顕出血,すなわち比較的多量の出血が消化管内で起こった場合,その出血の部位により排泄される便の外観が異なることはよく知られている.例えば鮮血として認められるのは,一般に下位結腸以下からの出血の場合であり,一方,上部消化管からの場合はタール便として認められる.これは,消化管の諸相においてHbが異なった変化を受けるからである.以下,消化管の各部位におけるHbに対する影響とその変化を簡単に述べる(図).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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