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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻6号

1994年05月発行

文献概要

検査法の基礎

心電図自動診断の有用性と問題点

著者: 加藤貴雄1

所属機関: 1日本医科大学第一内科

ページ範囲:P.399 - P.403

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サマリー
 (1)心電図自動診断は,健康診断におけるスクリーニングに適している.
 (2)大量高速処理は可能であるが,解析精度は現時点では十分とはいえない.
 (3)現状のシステムは,重要疾患の見落としを避けるため診断基準を甘くしであるので,偽陽性が多くみられる.
 (4)自動診断の再現性は比較的良好であるが,計測値の微妙な差によって診断が変わることもある.
 (5)P波の認識が不十分なことに起因すると思われる誤診が少なくない.
 (6)不整脈に関しての診断精度をさらに上げるためには,新たな診断口ジックの開発も必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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