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けんさアラカルト
ここが変わったME機器のJIS
著者: 内藤正章1
所属機関: 1日本光電工業(株)品質保証部
ページ範囲:P.404 - P.404
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今から15年以上前,ME機器の安全基準が検討され始めたころ,心電計(患者回路が接地)の単一故障の患者漏れ電流は実質的に5mAのヒューズで制限されていた.しかし今日,光による分離という技術により0.05mA以下になった.すなわち安全性が2ケタも高まったとみることができる.このように安全性は日々向上するものである.世界的にも安全性の考えは少しずつ変化してきて,今日,①基本安全(操作者・患者に危害を与えない)と,②有効性(意図した機能を持つ)という2面を考えるようになってきた.現在のJISやIEC 601-1はまだ前者しか規定していない.
今から15年以上前,ME機器の安全基準が検討され始めたころ,心電計(患者回路が接地)の単一故障の患者漏れ電流は実質的に5mAのヒューズで制限されていた.しかし今日,光による分離という技術により0.05mA以下になった.すなわち安全性が2ケタも高まったとみることができる.このように安全性は日々向上するものである.世界的にも安全性の考えは少しずつ変化してきて,今日,①基本安全(操作者・患者に危害を与えない)と,②有効性(意図した機能を持つ)という2面を考えるようになってきた.現在のJISやIEC 601-1はまだ前者しか規定していない.
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