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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻7号

1994年06月発行

文献概要

検査法の基礎

Ham試験における補体活性化と溶血の機序

著者: 藤岡成德1

所属機関: 1三井記念病院血液内科

ページ範囲:P.481 - P.486

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サマリー
 Ham試験でのPNH亦血球の溶血はPH6.4付近への新鮮血清の酸性化で最大値になる.その理由はpH6.4付近で液相の補体活性化によるC3転換醇素産生が最大になるなど,補体反応が最も進行するからである.PNH赤血球では血球膜上の補体反応な抑制する補体調節蚕白DAF,CD59が俊天性に欠損している.このため補体活性化によって,膜侵襲複合体が容易に形成され,溶血が起こる.Ham試験にるPNH赤血球溶血の機序について,最近の知見をまとめ,解説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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