文献詳細
文献概要
病気のはなし
心筋梗塞
著者: 古野貴志1 土居義典1
所属機関: 1高知医科大学附属病院老年病科
ページ範囲:P.558 - P.563
文献購入ページに移動サマリー
心筋梗塞は心疾患の中でも致命率が高く,発症早期の管理が特に重要な疾患である.本態は冠血流の途絶に基づく心筋の壊死であり,通常,基礎に冠動脈硬化症を有する.特有の胸痛を主訴とし,心電図と心筋逸脱酵素により診断される.急性期治療の主体は再灌流療法と合併症対策である.慢性期に残存する心筋虚血と心機能の評価を行い,冠血行再建術の適応を決定する.
心筋梗塞は心疾患の中でも致命率が高く,発症早期の管理が特に重要な疾患である.本態は冠血流の途絶に基づく心筋の壊死であり,通常,基礎に冠動脈硬化症を有する.特有の胸痛を主訴とし,心電図と心筋逸脱酵素により診断される.急性期治療の主体は再灌流療法と合併症対策である.慢性期に残存する心筋虚血と心機能の評価を行い,冠血行再建術の適応を決定する.
掲載誌情報