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文献詳細

雑誌文献

検査と技術22巻8号

1994年07月発行

文献概要

検査法の基礎

パパニコロウ染色

著者: 山岸紀美江1

所属機関: 1国立がんセンター研究所病理部

ページ範囲:P.565 - P.570

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サマリー
 パパニコロウ染色が発表されてから50年が過ぎた.この染色は現在では世界中で使われている.組織標本におけるヘマトキシリン・エオジン染色,血液標本におけるギムザ染色などとともに細胞診標本における基本的染色法である.パパニコロウ染色では,核をヘマトキシリンで,細胞質をオレンジG,エオジンY,ライトグリーンSF黄の色素で染め分ける.これらの色素が適正に染色されるためには,アルコールによって細胞を湿固定しなくてはならない.湿固定の厳守されない場合,染色結果はまったく異なるものとなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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