文献詳細
文献概要
技術講座 生理
MRI画像の読みかた[1]頭頸部
著者: 幸茂男1
所属機関: 1神戸市立中央市民病院放射線科
ページ範囲:P.41 - P.46
文献購入ページに移動新しい知見
側頭骨領域においては,MRIは非常に小さな聴神経腫瘍や顔面神経腫瘍の診断を容易にし,ベル麻痺やハント症候群の病態の把握をも可能にした.中耳腫瘤性病変の質的診断にも役だつことが多い.眼窩領域においては,視神経病変の把握,頭蓋内との連続性の評価,従来非特異的であった腫瘤性病変の鑑別ができるようになった.鼻腔・副鼻腔腫瘍の頭蓋内進展,硬膜浸潤,神経周囲浸潤なども正確に診断できる.MRIは,今まで診断が非常に困難であった上咽頭癌の進展形式や咽頭後リンパ節腫大の評価を可能とし,上咽頭関連腔病変の理解を身近なものとした.
側頭骨領域においては,MRIは非常に小さな聴神経腫瘍や顔面神経腫瘍の診断を容易にし,ベル麻痺やハント症候群の病態の把握をも可能にした.中耳腫瘤性病変の質的診断にも役だつことが多い.眼窩領域においては,視神経病変の把握,頭蓋内との連続性の評価,従来非特異的であった腫瘤性病変の鑑別ができるようになった.鼻腔・副鼻腔腫瘍の頭蓋内進展,硬膜浸潤,神経周囲浸潤なども正確に診断できる.MRIは,今まで診断が非常に困難であった上咽頭癌の進展形式や咽頭後リンパ節腫大の評価を可能とし,上咽頭関連腔病変の理解を身近なものとした.
掲載誌情報