文献詳細
文献概要
マスターしよう検査技術
癌遺伝子産物の免疫染色
著者: 菅原勇1 渡辺正寿1
所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター・病理部
ページ範囲:P.61 - P.66
文献購入ページに移動 近年,バイオテクノロジーの進歩により,研究技術が大きな変化を遂げている.微量にしか発現していない癌遺伝子や遺伝子産物がmRNAや蛋白レベルでとらえられるようになったのである.本稿では,写真を利用して癌遺伝子産物の検出方法に絞って解説する.
今まで検出できた癌遺伝子産物(c-yes,c-H-ras,c-myc,bcl-2,RB)のうち,bcl-2遺伝子産物の検出方法を取り扱いたい.細胞株,凍結組織切片,パラフィン組織切片からbcl-2遺伝子産物を,ABC-PO,ABC-GO法で視覚化して検出する場合をここで説明することにする.本稿を読まれて,不明な点は,われわれの研究室に問い合わせるなり,おわりに引用した文献を調べるなりして理解してほしい.
今まで検出できた癌遺伝子産物(c-yes,c-H-ras,c-myc,bcl-2,RB)のうち,bcl-2遺伝子産物の検出方法を取り扱いたい.細胞株,凍結組織切片,パラフィン組織切片からbcl-2遺伝子産物を,ABC-PO,ABC-GO法で視覚化して検出する場合をここで説明することにする.本稿を読まれて,不明な点は,われわれの研究室に問い合わせるなり,おわりに引用した文献を調べるなりして理解してほしい.
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