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文献概要
検査法の基礎
ヒト株化細胞由来酵素標品の特性
著者: 江藤晶1
所属機関: 1(財)化学及血清療法研究所第1製造部開発室
ページ範囲:P.757 - P.761
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酵素活性測定値の施設間差を解消するには,測定法の標準化を進めるとともに,常用基準法にトレーサブルな各種の日常検査法に対して共通に使用することが可能な常用酵素標準の開発が必要である.常用酵素標準の酵素には,ヒト血清中の酵素と同じ測定方法間変化能力(Commutability)を持つことが求められる.ヒト培養細胞由来酵素を添加したヒト型酵素標品2種について,AST,ALTなどの酵素のCommutabilityの評価を行ったところ,常用酵素標準候補として有望であるとの結果が得られた.
酵素活性測定値の施設間差を解消するには,測定法の標準化を進めるとともに,常用基準法にトレーサブルな各種の日常検査法に対して共通に使用することが可能な常用酵素標準の開発が必要である.常用酵素標準の酵素には,ヒト血清中の酵素と同じ測定方法間変化能力(Commutability)を持つことが求められる.ヒト培養細胞由来酵素を添加したヒト型酵素標品2種について,AST,ALTなどの酵素のCommutabilityの評価を行ったところ,常用酵素標準候補として有望であるとの結果が得られた.
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