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技術講座 血液
造血器系細胞のPAS染色と臨床的意義
著者: 秋山利行1
所属機関: 1近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.771 - P.777
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白血病の診断・治療にFAB分類が導入されて以来,血液検査室ではペルオキシダーゼのほかに,特異的・非特異的エステラーゼやPASなどの細胞化学染色が日常化してきた.さらに,それらの染色反応が陽性の場合,どのような染色様式・態度を示しているかという表現方法が統一化の方向にある.
本稿では特にPAS染色の操作手順における留意点と,造血器系細胞に関する染色や臨床的意義について述べる.
白血病の診断・治療にFAB分類が導入されて以来,血液検査室ではペルオキシダーゼのほかに,特異的・非特異的エステラーゼやPASなどの細胞化学染色が日常化してきた.さらに,それらの染色反応が陽性の場合,どのような染色様式・態度を示しているかという表現方法が統一化の方向にある.
本稿では特にPAS染色の操作手順における留意点と,造血器系細胞に関する染色や臨床的意義について述べる.
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