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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻10号

1995年09月発行

検査ファイル

狭心症

著者: 李哲雄1 山口徹1

所属機関: 1東邦大学医学部附属大橋病院第3内科

ページ範囲:P.817 - P.817

文献概要

[1]概念
 狭心症は心筋が一過性に虚血,つまり酸素欠乏に陥り特有の胸痛ないし胸部不快感(狭心痛)を生ずる臨床症候群である.心筋壊死を生じない程度の心筋虚血発作が狭心症であり,高度心筋虚血が持続し心筋壊死に至る場合が心筋梗塞である.心筋虚血は心筋の酸素需要に対し供給が不十分となると発生し,供給が不足する原因には動脈硬化症による冠動脈狭窄,血栓,冠攣縮,あるいは高度貧血などがあり,需要が増加する原因には身体的労作,精神的興奮,血圧上昇,心筋肥大,代謝亢進などがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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