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文献概要
[1]概念
狭心症は心筋が一過性に虚血,つまり酸素欠乏に陥り特有の胸痛ないし胸部不快感(狭心痛)を生ずる臨床症候群である.心筋壊死を生じない程度の心筋虚血発作が狭心症であり,高度心筋虚血が持続し心筋壊死に至る場合が心筋梗塞である.心筋虚血は心筋の酸素需要に対し供給が不十分となると発生し,供給が不足する原因には動脈硬化症による冠動脈狭窄,血栓,冠攣縮,あるいは高度貧血などがあり,需要が増加する原因には身体的労作,精神的興奮,血圧上昇,心筋肥大,代謝亢進などがある.
狭心症は心筋が一過性に虚血,つまり酸素欠乏に陥り特有の胸痛ないし胸部不快感(狭心痛)を生ずる臨床症候群である.心筋壊死を生じない程度の心筋虚血発作が狭心症であり,高度心筋虚血が持続し心筋壊死に至る場合が心筋梗塞である.心筋虚血は心筋の酸素需要に対し供給が不十分となると発生し,供給が不足する原因には動脈硬化症による冠動脈狭窄,血栓,冠攣縮,あるいは高度貧血などがあり,需要が増加する原因には身体的労作,精神的興奮,血圧上昇,心筋肥大,代謝亢進などがある.
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