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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻10号

1995年09月発行

文献概要

検査ファイル

膿尿と細菌尿

著者: 松本哲朗1

所属機関: 1九州大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.818 - P.818

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 尿路感染症の診断には膿尿,細菌尿などの尿所見が極めて重要である.尿は本来,無菌であり,膿尿も検出されないので,これらの存在は尿路感染症の存在を意味している.しかしながら,採尿法を的確に行わなければ外尿道口周囲や腟前庭,会陰部などの細菌や白血球により汚染され,診断を誤る。採尿法としては,男性では中間尿,女性ではカテーテル尿が一般的である.女性の中間尿もしばしば用いられているが,細菌尿や膿尿が検出された場合はカテーテル尿で確かめる必要がある.小児では膀胱穿刺法も用いられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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