文献詳細
文献概要
検査法の基礎
CEAの抗原性とその測定法
著者: 黒木政秀1
所属機関: 1福岡大学医学部生化学第一教室
ページ範囲:P.845 - P.852
文献購入ページに移動新しい知見
CEAは遺伝子レベルから全ペプチド構造が明らかにされ,また糖鎖構造や膜結合様式も明らかにされた.遺伝子レベルでは免疫グロブリンスーパージーンファミリーに属し,その中にCEAジーンファミリーを形成している.
CEAは正常な消化器粘膜でも産生することが明らかになった.しかし,正常組織のCEAは上皮細胞の管腔側表面にのみ存在し,血流や組織液に接しておらず,癌組織ではCEAのこの構築の破壊と増量のため腫瘍マーカーになる.
CEAは遺伝子レベルから全ペプチド構造が明らかにされ,また糖鎖構造や膜結合様式も明らかにされた.遺伝子レベルでは免疫グロブリンスーパージーンファミリーに属し,その中にCEAジーンファミリーを形成している.
CEAは正常な消化器粘膜でも産生することが明らかになった.しかし,正常組織のCEAは上皮細胞の管腔側表面にのみ存在し,血流や組織液に接しておらず,癌組織ではCEAのこの構築の破壊と増量のため腫瘍マーカーになる.
掲載誌情報