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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻11号

1995年10月発行

文献概要

けんさアラカルト

喫煙と検査値

著者: 村井善郎1

所属機関: 1東京都多摩老人医療センター血液科

ページ範囲:P.890 - P.890

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 紙巻煙草(以下タバコ)の成分は,ニコチン,一酸化炭素,シアン化合物,窒素化合物が濃縮して含まれている.その化学成分は極めて多く,約4,000種類が判明している.これらの成分が,主として肺胞から吸収され,急性な薬理作用または慢性の生理・病理的な変化を生体にもたらす.
 このことよりタバコが検査値に及ぼす影響は,①喫煙,非喫煙にかかわらず起こしうる変化,②常習の喫煙者に強調されてみられる亜急性の変化,③慢性閉塞性肺疾患,各種癌疾患に代表される慢性変化,に大別できる.検査に影響を与えるものとして問題になるのは①,②であろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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