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BSP II
著者: 松山敏勝1
所属機関: 1札幌医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.899 - P.899
文献購入ページに移動 骨組織は細胞外基質で石灰化が進む硬組織である.このため骨組織には石灰化を誘導,調節するために他の組織にはない骨に特異的な蛋白が存在する(表).
Bone Sialoprotein II(BSP II)は,骨のコラーゲン以外の骨基質蛋白では最も古くから研究されてきた.しかし初期はプロテアーゼの分解産物であり1),その本体が明らかになったのは比較的最近である2).BSPは2つの分子種としてBSP IとBSP IIに分けられ,現在はBSP Iをオステオポンチンと分けて呼ぶ.このため,単にBSPと呼ぶ場合はBSP IIを指す.
Bone Sialoprotein II(BSP II)は,骨のコラーゲン以外の骨基質蛋白では最も古くから研究されてきた.しかし初期はプロテアーゼの分解産物であり1),その本体が明らかになったのは比較的最近である2).BSPは2つの分子種としてBSP IとBSP IIに分けられ,現在はBSP Iをオステオポンチンと分けて呼ぶ.このため,単にBSPと呼ぶ場合はBSP IIを指す.
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