文献詳細
文献概要
検査法の基礎
交換輸血の適応
著者: 月本一郎1
所属機関: 1東邦大学医学部第1小児科学教室
ページ範囲:P.939 - P.945
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小児の交換輸血の目的は,血液中の有害物質を取り除き,有効な成分と置換することにある.その多くは循環血液量が少ない未熟児・新生児に用いられる.対象となる疾患は,高ビリルビン血症を伴う新生児溶血性疾患,血管内凝固症候群であるが,近年,特発性呼吸障害の治療にも用いられている.副作用としては,代謝異常,GVHD,ウイルス感染などが問題になる.
小児の交換輸血の目的は,血液中の有害物質を取り除き,有効な成分と置換することにある.その多くは循環血液量が少ない未熟児・新生児に用いられる.対象となる疾患は,高ビリルビン血症を伴う新生児溶血性疾患,血管内凝固症候群であるが,近年,特発性呼吸障害の治療にも用いられている.副作用としては,代謝異常,GVHD,ウイルス感染などが問題になる.
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