文献詳細
文献概要
技術講座 生化学
カルモデュリンの測定
著者: 長谷川雄一1 長沢俊郎1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系血液内科
ページ範囲:P.953 - P.956
文献購入ページに移動新しい知見
カルモデュリンは1970年にChengと垣内によってcAMP分解酵素を活性化する蛋白として発見された.しかしその後Ca2+受容体蛋白として実に多くの生体現象に関与していることが明らかになった.特にカルモデュリンキナーゼIIは神経系での含有率が高く,分子レベルでの記憶装置として働いている可能性が示唆されている.さらに膵臓におけるインスリン分泌の制御などが近年明らかになってきた.
カルモデュリンは1970年にChengと垣内によってcAMP分解酵素を活性化する蛋白として発見された.しかしその後Ca2+受容体蛋白として実に多くの生体現象に関与していることが明らかになった.特にカルモデュリンキナーゼIIは神経系での含有率が高く,分子レベルでの記憶装置として働いている可能性が示唆されている.さらに膵臓におけるインスリン分泌の制御などが近年明らかになってきた.
掲載誌情報