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技術講座 生化学
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新しい知見
カルモデュリンは1970年にChengと垣内によってcAMP分解酵素を活性化する蛋白として発見された.しかしその後Ca2+受容体蛋白として実に多くの生体現象に関与していることが明らかになった.特にカルモデュリンキナーゼIIは神経系での含有率が高く,分子レベルでの記憶装置として働いている可能性が示唆されている.さらに膵臓におけるインスリン分泌の制御などが近年明らかになってきた.
カルモデュリンは1970年にChengと垣内によってcAMP分解酵素を活性化する蛋白として発見された.しかしその後Ca2+受容体蛋白として実に多くの生体現象に関与していることが明らかになった.特にカルモデュリンキナーゼIIは神経系での含有率が高く,分子レベルでの記憶装置として働いている可能性が示唆されている.さらに膵臓におけるインスリン分泌の制御などが近年明らかになってきた.
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