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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻12号

1995年11月発行

文献概要

技術講座 病理

骨梁の走査電顕による観察

著者: 大平嘉一1 岩坂茂1 石田剛2 町並陸生1

所属機関: 1東京大学医学部病理学教室 2東京大学医学部附属病院病理部

ページ範囲:P.963 - P.968

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新しい知見
 近年分子生物学の進歩により,DNAレベルの研究が盛んに行われている現在,病理学の分野においても発癌のメカニズムの解明など分子生物学的研究が行われている.しかし,現在の多くの疾患分類の基礎である形態像を精確にとらえることは,分子生物学的研究に劣らず重要であると考えられている.
 走査電顕による病理組織学的診断へのアプローチは,まだまだ来開拓の分野である.しかし,光顕では観察し得ない各種臓器・組織における病変を走査電顕的手法を用いて3次元的に観察し,光顕や透過電顕と併せて組織学的診断を行うことにより,形態像のより深い理解が可能になると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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