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検査法の基礎
肺炎球菌の感受性検査
著者: 畠山靖子1
所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.1025 - P.1031
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肺炎球菌は細菌性肺炎,化膿性髄膜炎,敗血症および中耳炎,副鼻腔炎,心内膜炎などの重要な原因菌である.本菌による感染症は従来よりペニシリンG(PCG)が第1選択剤とされていたが,ペニシリン剤に中等度耐性および耐性を示し,さらに他のβラクタム剤にも耐性を示す耐性株の増加が臨床上の問題となっている1〜10).細菌検査室の業務として迅速・正確な薬剤感受性成績が要求される.ここでは耐性株の検出法を中心に,本菌に対する薬剤感受性について述べたい.
肺炎球菌は細菌性肺炎,化膿性髄膜炎,敗血症および中耳炎,副鼻腔炎,心内膜炎などの重要な原因菌である.本菌による感染症は従来よりペニシリンG(PCG)が第1選択剤とされていたが,ペニシリン剤に中等度耐性および耐性を示し,さらに他のβラクタム剤にも耐性を示す耐性株の増加が臨床上の問題となっている1〜10).細菌検査室の業務として迅速・正確な薬剤感受性成績が要求される.ここでは耐性株の検出法を中心に,本菌に対する薬剤感受性について述べたい.
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