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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻13号

1995年12月発行

文献概要

検査法の基礎

結核菌の遺伝子検査とその適応

著者: 島川宏一1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部

ページ範囲:P.1033 - P.1038

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新しい知見
 結核菌検査は,従来からの培養を基盤とした検査法から培養期間の短縮化は若干されたもののほとんど進歩していないのが現状である.したがって臨床への貢献はあまり期待できず,迅速性の点で唯一顕微鏡検査がその役割の一端を果たしているにすぎない.しかし,顕微鏡検査は感度に若干の問題があり,また検査する技師の経験にも左右されやすい.最近急速に進歩した遺伝子診断技術は,結核菌を迅速にまた高感度に証明することが可能で,多くの研究がなされ,現在では一部キット化や市販化されるに至り,また保険収載される検査もみられるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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