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比較遺伝子競合法
著者: 坂本優1 岩渕浩之1 作永穂高1 杉下匡1 天神美夫1
所属機関: 1佐々木研究所附属杏雲堂病院婦人科
ページ範囲:P.1100 - P.1103
文献購入ページに移動染色体レベルの大きな変化の検出には,従来より培養後得られた分裂期染色体の核型分析が行われている.しかし,固形腫瘍の場合,細胞培養により分裂期染色体を得ることが比較的困難であり,得られたとしても複雑な染色体異常を示すことが多く,解析の難しいことが多い.また,遺伝子配列レベルの小さな変化を検出する方法としては,Southern blotting, RFLP法,PCR-SSCP法などが知られている.しかし,このような分子遺伝学的方法は,あらかじめ検索したい遺伝子あるいは染色体領域が限定されており,それ以外の大部分の領域は見落とされているという弱点がある.
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