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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻2号

1995年02月発行

検査ファイル

抗核抗体の定量化と臨床的有用性

著者: 宮脇昌二12

所属機関: 1(財)倉敷成人病センター南くらしき病院 2リウマチ膠原病センター

ページ範囲:P.156 - P.156

文献概要

 抗核抗体(antinuclear antibodies:ANA)は細胞核の種々の成分に対する自己抗体の総称である.ANAを総合的に検出する方法としては間接蛍光抗体法(indirect fluorescence;IF)が古くから汎用され,日常診療に定着している.
 IFは感度鋭敏な方法論であるため,多彩なANA発現のスクリーニング検査として有用である.また各種の膠原病,特に全身性エリテマトーデス(SLE)では同一血清中にしばしば2種類以上のANAが発現する.このような場合,IFは染色像の違い(染色型)を観察することによって個々のANAの存在をある程度まで識別することが可能な方法論でもある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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