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糸球体基底膜菲薄症候群
著者: 稲場進1 岡田敏夫1
所属機関: 1富山医科薬科大学小児科
ページ範囲:P.157 - P.157
文献購入ページに移動はじめに
腎糸球体疾患は腎生検の技術の進歩により,その病理組織診断が普及し,臨床上蛋白尿や血尿を有し,それまで慢性腎炎とされていた種々の疾患の病理像や予後が解明されつつある.また同時に電子顕微鏡の発達により糸球体における微細構造や,免疫化学の技術の進歩に伴い,糸球体の骨格を担っている種々の糖蛋白や接着因子の解明がなされてきている.糸球体基底膜菲薄症候群も腎生検,特に電子顕微鏡所見より明らかにされた疾患である.
腎糸球体疾患は腎生検の技術の進歩により,その病理組織診断が普及し,臨床上蛋白尿や血尿を有し,それまで慢性腎炎とされていた種々の疾患の病理像や予後が解明されつつある.また同時に電子顕微鏡の発達により糸球体における微細構造や,免疫化学の技術の進歩に伴い,糸球体の骨格を担っている種々の糖蛋白や接着因子の解明がなされてきている.糸球体基底膜菲薄症候群も腎生検,特に電子顕微鏡所見より明らかにされた疾患である.
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