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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻3号

1995年03月発行

文献概要

明日の検査技師に望む

転換期の臨床検査を考える

著者: 大島一洋1

所属機関: 1徳島大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.182 - P.182

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 臨床検査は,30有余年を経ていま開花期から爛熟期を迎えようとしている.また,臨床検査医学も医学体系の1つとして教育の場に根付いてきている.しかし,その周辺あるいは将来をみつめたとき,決して明るい材料ばかりでなく,私自身最近,臨床検査の教育や実践の場で違和感を感じることがしばしばである.
 検査技師という身分が認知され,地方大学などに教育の場が造られて久しい.私は,臨床検査技師学校,医療技術短期大学部を通じて臨床病理学総論の教育を担当し,内分泌代謝疾患に関連する分野を講義してきた.スライドを多用した講義は,これら疾患の臨床症状は百聞することより一見することが有用なこと,他大学よりも情報が遅れないように広く浅く講義すること,を心がけたためである.しかし,学生に対する教育の実は私の考えるほど上がっていないのが現状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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