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hemophagocytic syndromeとEBウイルス
著者: 水谷修紀1 川口裕之1
所属機関: 1国立小児医療研究センターウイルス研究室
ページ範囲:P.232 - P.233
文献購入ページに移動EBウイルス-AHSは一般に高熱,皮疹,肝脾腫大,汎血球減少症,凝固障害を呈し,骨髄,リンパ節において血球貪食を伴う組織球の増多症を示す.臨床的特徴としては高熱,汎血球減少症,肝脾腫が挙げられる.血液検査学的には高フェリチン血症,肝障害,血液凝固障害などがある.骨髄は一般に低形成で未熟なあるいは成熟した組織球の増殖を示し,これらは顕著な血球貪食像を示す.EBウイルスが関与していることは抗EB抗体が上昇していることから示唆される場合が多い.
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