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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻5号

1995年04月発行

文献概要

増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として Ⅰ.超音波検査法 3.検査の実際 3)乳腺・甲状腺

(1)乳腺 画像の読みかた

著者: 宮本幸夫1 最上拓児1 山下三代子1 三枝裕和1 中田典生1 入江健夫1 多田信平1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学放射線医学教室

ページ範囲:P.88 - P.91

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正常乳腺の超青波解剖
 正常乳腺の超音波像を図2に示す.乳腺組織は一般に均一な高エコーレベルを呈する充実性の領域として描出されるが,年齢が増すにつれて脂肪に置き換わるため,そのボリュームは減少する.一方,乳腺後脂肪織は逆に増加し,クーパー靱帯も加齢につれて明瞭に描出されるようになる.また,乳腺組織と脂肪との間には,薄い高輝度の線状エコーを認め,前方境界線と呼ばれる.前方境界線は良・悪性の鑑別における1つのメルクマールとなる(6.乳癌の項参照).なお,授乳中の乳線内には,しばしば著明な乳管拡張を認める(図2).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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