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文献概要
増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として Ⅰ.超音波検査法 3.検査の実際 4)産婦人科領域
臨床像と病理組織像との対比
著者: 飯原久仁子1 横田治重2 山内直子1 坂本穆彦3
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室 2東京大学医学部産科婦人科学教室 3東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.110 - P.112
文献購入ページに移動病変,とりわけ腫瘍性病変の確定診断は病理組織学的検査によって得られる.したがって超音波検査を含め,各種臨床検査の有用性としては個々の検査所見から病理診断の内容にどこまで肉迫できるかが,その価値を決める大きな因子となる.
子宮腫瘍においては,生検などによる術前の診断精度も高く,したがって超音波検査は主として病変の局在や進展度診断を担っている1,2).一方,卵巣腫瘍においては,他の診断法が少ないため,超音波検査は,CT,MRIなど他の画像診断とともに,腫瘍の質的診断を担っていると考えられる3).
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