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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻5号

1995年04月発行

文献概要

増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として Ⅰ.超音波検査法 3.検査の実際 6)その他

(2)末梢循環

著者: 尾崎俊也1

所属機関: 1幸循会OBPクリニック画像診断部検査科

ページ範囲:P.133 - P.134

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はじめに
 過去における末梢血管超音波検査は,高周波連続ドプラ法(10〜20MHz)で,順次観察部位を血管に沿って移動しながら,血流波形の変化により病変部位を同定し,さらに病変部末梢側の血流パターンから重症度を推定した.そのため高度の検査技術と多くの検査時間を必要とし,ルーチン検査としてはほとんど一般化されなかった.
 しかし,高周波Bモード断層法における分解能の向上により,表在血管の形態および性状が観察され,さらに低流速表示が可能なカラードプラ法の開発により,血流がリアルタイムに可視化でき,簡便で無侵襲な検査法として最近注目されてきた.
 血管疾患は閉塞性病変と拡張性病変に大別されるが(表1),末梢領域において,近年増加傾向にある閉塞性動脈硬化症を中心に,四肢末梢血管超音波検査法について以下に述べる(拡張性病変は表2参照).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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