icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻5号

1995年04月発行

文献概要

話題

MRIの造影剤

著者: 吉川宏起1

所属機関: 1関東労災病院放射線科

ページ範囲:P.154 - P.155

文献購入ページに移動
 MRIの造影剤には陽性造影剤と陰性造影剤がある(表).X線検査での造影剤と同様に画像上で高輝度になるものを陽性,低輝度になるものを陰性造影剤と呼んでいる.MRIにおける造影剤とX線検査で用いられる造影剤との大きな相違は,後者が造影剤自身が直接に画像の輝度に影響を与えているのに対し,後者は周囲のプロトンの緩和現象を活性化して,間接的に画像の輝度を上昇させたり低下させたりしていることである.
 使用する撮像法は陽性造影剤ではT1強調法を,陰性造影剤ではT2強調法あるいはプロトン密度強調法を使用する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら