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MRIの造影剤には陽性造影剤と陰性造影剤がある(表).X線検査での造影剤と同様に画像上で高輝度になるものを陽性,低輝度になるものを陰性造影剤と呼んでいる.MRIにおける造影剤とX線検査で用いられる造影剤との大きな相違は,後者が造影剤自身が直接に画像の輝度に影響を与えているのに対し,後者は周囲のプロトンの緩和現象を活性化して,間接的に画像の輝度を上昇させたり低下させたりしていることである.
使用する撮像法は陽性造影剤ではT1強調法を,陰性造影剤ではT2強調法あるいはプロトン密度強調法を使用する.
使用する撮像法は陽性造影剤ではT1強調法を,陰性造影剤ではT2強調法あるいはプロトン密度強調法を使用する.
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