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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻5号

1995年04月発行

話題

超音波顕微鏡

著者: 西條芳文1 田中元直2

所属機関: 1東北大学加齢医学研究所病態計測制御分野 2東北厚生年金病院

ページ範囲:P.256 - P.256

文献概要

 超音波顕微鏡の歴史は1972年Kesslerらにより開発されたレーザー走査型超音波顕微鏡,1973年Quateらによって開発された機械走査型超音波顕微鏡から始まり,今日では科学計測のさまざまな分野に応用されるに至っている.
 筆者らのグループでは医学・生物学分野への応用を目的として,1985年より超音波顕微鏡を開発実用化し,各種組織の音響特性を計測してきた.医学・生物学分野における超音波顕微鏡の優位な点は,①手術中の迅速標本を無染色で観察することが可能である,②光学顕微鏡では観察できない組織の物理的変化が計測可能である,③臨床超音波診断の基礎的データの収集が可能である,という3点と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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