文献詳細
増刊号 臨床生理検査実践マニュアル画像検査を中心として
Ⅴ.眼振電図検査法
文献概要
はじめに
めまい・平衡障害の検査の中で,最も重要なものの1つに眼球運動検査がある.眼球運動の検査,特に,めまいそれ自体の他覚的所見としての眼振,あるいは異常眼球運動の検査は,めまいの病巣局在診断にとって必要不可欠なものである1).したがって,それを肉眼的に観察するだけにとどまらず,どのようにして記録するかが重要である.そのために,眼球運動の記録方法は過去に種々考案され用いられてきた.
めまい・平衡障害の検査の中で,最も重要なものの1つに眼球運動検査がある.眼球運動の検査,特に,めまいそれ自体の他覚的所見としての眼振,あるいは異常眼球運動の検査は,めまいの病巣局在診断にとって必要不可欠なものである1).したがって,それを肉眼的に観察するだけにとどまらず,どのようにして記録するかが重要である.そのために,眼球運動の記録方法は過去に種々考案され用いられてきた.
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