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技術講座 免疫
サイトカイン測定法
著者: 大本安一1
所属機関: 1大塚製薬(株)細胞工学研究所
ページ範囲:P.399 - P.405
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サイトカインの測定に特異的な抗体を用いることは将来も変わらないだろうが,標識するものは125Iのようなアイソトープから現在では酵素に変わってきた.その酵素もHRPかアルカリホスファターゼが主で,今はその酵素の検出感度を上げることで高感度を達成しようと改良がなされている.方法として可視での発色,蛍光,化学発光とあるが,最近注目されるのはPCRと同様にアルカリホスファターゼと酸化還元酵素を用いた増幅するシステムである.増幅することで数十倍感度が良くなって数十fg/mlを検出できるようになっている.今まで求められなかった健常人のサイトカイン濃度がわかるようになるだろう.
サイトカインの測定に特異的な抗体を用いることは将来も変わらないだろうが,標識するものは125Iのようなアイソトープから現在では酵素に変わってきた.その酵素もHRPかアルカリホスファターゼが主で,今はその酵素の検出感度を上げることで高感度を達成しようと改良がなされている.方法として可視での発色,蛍光,化学発光とあるが,最近注目されるのはPCRと同様にアルカリホスファターゼと酸化還元酵素を用いた増幅するシステムである.増幅することで数十倍感度が良くなって数十fg/mlを検出できるようになっている.今まで求められなかった健常人のサイトカイン濃度がわかるようになるだろう.
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