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技術講座 免疫
抗ミトコンドリア抗体の測定
著者: 清水秀剛1 北見啓之1 石井秀夫1 佐藤信紘1
所属機関: 1順天堂大学医学部消化器内科
ページ範囲:P.473 - P.479
文献購入ページに移動抗ミトコンドリア抗体(AMA)は原発性胆汁性肝硬変(PBC)で高頻度に出現するが,梅毒,薬剤性ループスや自己免疫性肝炎でも認められ,抗リボソーム抗体や抗RNP抗体などの存在により判定が困難となる.近年,PBCに特異的なAMAの主要な対応抗原が,ミトコンドリア内膜M2分画のうちのピルビン酸脱水素酵素(PDH)E2 componentであることが同定され,PDH-E2を抗原としたELISA法によるIgG型抗体の測定がPBCの診断に用いられている.
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