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技術講座 免疫
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抗ミトコンドリア抗体(AMA)は原発性胆汁性肝硬変(PBC)で高頻度に出現するが,梅毒,薬剤性ループスや自己免疫性肝炎でも認められ,抗リボソーム抗体や抗RNP抗体などの存在により判定が困難となる.近年,PBCに特異的なAMAの主要な対応抗原が,ミトコンドリア内膜M2分画のうちのピルビン酸脱水素酵素(PDH)E2 componentであることが同定され,PDH-E2を抗原としたELISA法によるIgG型抗体の測定がPBCの診断に用いられている.
抗ミトコンドリア抗体(AMA)は原発性胆汁性肝硬変(PBC)で高頻度に出現するが,梅毒,薬剤性ループスや自己免疫性肝炎でも認められ,抗リボソーム抗体や抗RNP抗体などの存在により判定が困難となる.近年,PBCに特異的なAMAの主要な対応抗原が,ミトコンドリア内膜M2分画のうちのピルビン酸脱水素酵素(PDH)E2 componentであることが同定され,PDH-E2を抗原としたELISA法によるIgG型抗体の測定がPBCの診断に用いられている.
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