文献詳細
文献概要
マスターしよう検査技術
パラフィン切片でのDNA量測定
著者: 槇政彦1
所属機関: 1関東逓信病院病理診断科
ページ範囲:P.503 - P.509
文献購入ページに移動はじめに
核DNA量の測定にはフローサイトメーターによる測定法が知られているが,この手法はパラフィン切片に適用する場合,単離細胞浮遊液を得るのに煩雑な手順が必要となる.また,骨軟部の組織などでは,その組織の性格上,単離細胞浮遊液を得ることは非常に困難である.本稿では,CAS 200 IMAGE ANALYZERを用いた,より簡便なパラフィン切片でのDNA量測定の手法を紹介したい.われわれは同手法を用い,骨軟部の腫瘍類似疾患のDNA量測定を簡便に行い得た.同手法は前処理としてDNA染色が必要となるが,今回はこれに的を絞って解説する.
本稿を読まれて,不明な点はわれわれの病院に問い合わせるなり,(株)エムアンドエムに問い合わせるなり,おわりに引用した文献を調べるなりして理解してほしい.
核DNA量の測定にはフローサイトメーターによる測定法が知られているが,この手法はパラフィン切片に適用する場合,単離細胞浮遊液を得るのに煩雑な手順が必要となる.また,骨軟部の組織などでは,その組織の性格上,単離細胞浮遊液を得ることは非常に困難である.本稿では,CAS 200 IMAGE ANALYZERを用いた,より簡便なパラフィン切片でのDNA量測定の手法を紹介したい.われわれは同手法を用い,骨軟部の腫瘍類似疾患のDNA量測定を簡便に行い得た.同手法は前処理としてDNA染色が必要となるが,今回はこれに的を絞って解説する.
本稿を読まれて,不明な点はわれわれの病院に問い合わせるなり,(株)エムアンドエムに問い合わせるなり,おわりに引用した文献を調べるなりして理解してほしい.
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