icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻8号

1995年07月発行

文献概要

今月の表紙

肺の腫瘍様病変

著者: 荒井祐司1 都竹正文1 坂本穆彦2

所属機関: 1癌研究会附属病院細胞診断部 2東京大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.586 - P.586

文献購入ページに移動
 肺の腫瘍様病変には過誤腫,リンパ性増殖性病変(リンパ球性間質性肺炎),tumorlet,好酸球性肉芽腫,硬化性血管腫,炎症性偽腫瘍などがある.このうち一般的に細胞診検査の対象となる疾患は,過誤腫と硬化性血管腫である.両者とも,胸部X線写真でcoin lesionとして偶然発見されることが多く,X線写真上悪性腫瘍との鑑別を要することがあるため細胞診検査の対象となる.採取方法としては,気管支ブラシ法や喀痰では病変部の細胞成分が出現することはほとんどなく病変の推定は困難であるので,これらの検索のためには経皮的または経気管支的針穿刺吸引法による方法が最も有効である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら