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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻8号

1995年07月発行

文献概要

検査ファイル

血液凝固モニター

著者: 古籏敏文1 斉藤昌信2

所属機関: 1埼玉医科大学中央検査部 2埼玉医科大学第一内科

ページ範囲:P.642 - P.642

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 凝固モニターの対象となる代表的なものとして,経口抗凝固療法とヘパリン,ヒルジンなどによる抗凝固療法がある.経口抗凝固剤にワーファリンがあり,主にビタミンKに拮抗し,肝臓で産生されるビタミンK依存性凝固第II,VII,IX,X因子およびプロテインC,Sの生成に必要なグルタミン酸のカルボキシル化への抑制と,各凝固因子の血中半減期の差異により,凝固因子活性の低下として認められる.
 臨床的なコントロールの指標としてプロトロンビン(prothrombin;PT)時間(PT秒),プロトロンビン活性(PT%),トロンボテスト(%),およびプロトロンビン時間比(PTR)が利用されている.PTは施設によって方法,試薬が異なり,正常値のとりかたもさまざまで,施設間での比較が困難であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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