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自動染色機—主に自動免疫組織染色装置について
著者: 辻香織1 島田智子1
所属機関: 1帝京大学医学部附属病院病理部
ページ範囲:P.643 - P.643
文献購入ページに移動現在市販されている自動染色機は大きく3つに分類される.それらは,①各染色槽ヘスライドグラスが等時間で移動するもの(細胞診のパパニコロウ染色用),②各染色槽への移動時間を自由に設定できるもの(パパニコロウ染色と組織診のヘマトキシリン・エオジン染色用),③スライドグラスは移動せず染色液が自動的に交換され,その交換時間は自由に設定可能で,さらに処理温度も選択できるもの(免疫組織染色用)である.この中でも③のタイプ(自動免疫組織染色装置)は,比較的最近市販され,今後さらに普及していくと考えられるので,免疫組織化学染色をめぐる状況について説明した後,この染色機の特徴を述べる.
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