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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻8号

1995年07月発行

文献概要

トピックス

HUSと尿中β2—MG

著者: 竹田多恵1

所属機関: 1国立小児医療研究センター感染症研究部

ページ範囲:P.646 - P.647

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はじめに
 小児に好発する溶血性尿毒症症候群(hemolyticuremic syndrome;HUS)は,腎臓の微小血管障害による糸球体と血管系病変を主体とした疾患と記載されている.この病因としてかつては細菌以外に薬物,免疫学的機序,ウイルスなど多様なものが提唱されていたが,1983年,ベロ毒素産生性大腸菌(Verotoxinproducing Escherichia coli;VTEC)がその主要な原因であることがKarmaliら1)により初めて明らかにされた.本疾患対策上,極めて画期的なブレイクスルーであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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