文献詳細
文献概要
検査法の基礎
可溶性インターロイキン2レセプター
著者: 伊田美紀1 櫻林郁之介2
所属機関: 1自治医科大学附属大宮医療センター検査部 2自治医科大学総合医学Ⅰ
ページ範囲:P.667 - P.671
文献購入ページに移動サイトカイン測定の多くは,そのサイトカインが標的とする細胞を用いたバイオアッセイ法で行われていた.標的とする細胞は複数のサイトカインに反応するなど,必ずしも特異的な測定法とはいえなかった.しかし,モノクローナル抗体を用いた特異度の高い測定法が開発され,可溶性インターロイキン2受容体(SIL-2R)の測定として,酵素免疫測定がキット化1)された.このように最近では,SIL-2Rやホルモンなどの血中微量成分(pg/mlレベル)の測定が放射性同位元素,蛍光物質,発光物質などによらない測定系が可能になっている.
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