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文献詳細

雑誌文献

検査と技術23巻9号

1995年08月発行

文献概要

けんさアラカルト

血球計測値の臨床的許容限界

著者: 渡辺清明1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部

ページ範囲:P.678 - P.678

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 現在,検査の精度は向上し,特に血球計数では検査値の測定誤差は非常に少なくなっており,大変結構な話である.しかし,一方では,精度を上げるにはそれなりの精密度の高い機械や測定原理が必要で,コストは高くつく.したがって,あまり精度管理を重要視すると,今度は逆に経済効率が落ちてしまう.そこで,測定誤差をどこまで少なくすれば許容されるかが問題となるが,不幸にもわが国においては一定の意見が得られていない.検査の最終的なユーザーは臨床家であり,検査誤差の臨床的許容範囲が当然問題となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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