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Bruton型無γ-グロブリン血症の病因
著者: 峯岸克行1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部小児科
ページ範囲:P.736 - P.737
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Bruton型無γ-グロブリン血症は,1952年Brutonにより報告された先天性免疫不全症である1).男児にのみ発症する伴性劣性の遺伝形式をとることから伴性無γ-グロブリン血とも呼ばれている.先天性の免疫不全症には,細胞性免疫が欠損しT細胞の機能に異常があるものと,液性免疫(抗体)が欠損しB細胞の機能に異常があるものとがあるが,Bruton型無γ-グロブリン血症は,液性免疫の異常を示す先天性免疫不全症の代表的なものである.
Bruton型無γ-グロブリン血症は,1952年Brutonにより報告された先天性免疫不全症である1).男児にのみ発症する伴性劣性の遺伝形式をとることから伴性無γ-グロブリン血とも呼ばれている.先天性の免疫不全症には,細胞性免疫が欠損しT細胞の機能に異常があるものと,液性免疫(抗体)が欠損しB細胞の機能に異常があるものとがあるが,Bruton型無γ-グロブリン血症は,液性免疫の異常を示す先天性免疫不全症の代表的なものである.
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