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文献詳細

雑誌文献

検査と技術24巻1号

1996年01月発行

文献概要

病気のはなし

出血熱

著者: 今村顕史1

所属機関: 1東京都立駒込病院感染症科

ページ範囲:P.6 - P.10

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新しい知見
 1995年ザイールのキクウィトの町を中心とした地区に,重篤な急性ウイルス疾患が流行した.8月24日現在,患者数315人,うち244人が死亡(77%)と致命率が非常に高く,この病原体は1976年にザイールおよびスーダンで流行したエボラウイルスであることが判明した.発熱,頭痛,筋肉痛などの症状で始まり,重症化すると皮膚粘膜,泌尿生殖器,消化管などからの出血をきたし死亡するこの疾患は,エボラ出血熱と呼ばれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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