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技術講座 一般
尿試験紙法における干渉物質
著者: 湯浅宗一1 稲葉亨2 藤田直久2 吉村學2
所属機関: 1京都府立医科大学附属病院臨床検査部 2京都府立医科大学臨床検査医学教室
ページ範囲:P.49 - P.55
文献購入ページに移動尿蛋白試験紙は従来アルブミンのみに反応していたが,最近ではグロブリンに対してもアルブミンと同じ感度を持つ試験紙が開発されている.また尿試験紙におけるアスコルビン酸の干渉作用が知られていたが,ヨウ素酸塩あるいは鉄イオンを酸化剤として用いることにより,アスコルビン酸を還元性のないデヒドロアスコルビン酸に変化させ,その干渉作用を抑制する工夫がこらされている.このように従来からの尿試験紙に対する課題が少しすつ解決されている.
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