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文献詳細

雑誌文献

検査と技術24巻10号

1996年09月発行

文献概要

トピックス

ex vivoとin vivo遺伝子治療

著者: 小笠原信明1

所属機関: 1愛知県心身障害者コロニー発達研究所

ページ範囲:P.870 - P.872

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はじめに
 世界で最初に遺伝子治療の臨床的研究が行われたのは1990年9月,米国のNIHであり,対象となった疾患はアデノシンデアミナーゼ(ADA)欠損症であった.一応の成功を認めたことから,その後,家族性高コレステロール血圧,嚢胞性線維症,ゴーシェ(Gaucher)病などの先天性遺伝病,癌やAIDSなどの致死性の疾患に対して遺伝子治療が相次いで米国で開始された.欧州でも英国,イタリア,フランス,オランダを中心に臨床研究がなされている.わが国でも現在北海道大学医学部小児科でADA欠損症の遺伝子治療が進められている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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