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技術講座 免疫
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新しい知見
PIVKA-Ⅱは,肝細胞癌に特異的な腫瘍マーカーとして知られている.AFPとは相関せずコンビネーション測定することにより肝細胞癌の陽性率は向上する.最近,生体肝移植で拒絶反応を示した患者血清中でPIVKA-Ⅱ値が上昇することから,術後の拒絶反応の指標になることが明らかとなってきた.
現在,検体中のPIVKA-Ⅱ測定は,エイテストモノP-Ⅱ(エーザイ)が用いられているが,小型の肝細胞癌に対する陽性率が低い.近年エイテストモノP-Ⅱの改良キットED036が開発された.ED036は,エイテストモノP-Ⅱに比べ測定感度が向上し,その結果,小型の肝細胞癌の陽性率が向上した.現在,慢性肝炎,肝硬変から肝細胞癌に移行した症例の検体を用い早期診断に対する有用性の検討が試みられている.
PIVKA-Ⅱは,肝細胞癌に特異的な腫瘍マーカーとして知られている.AFPとは相関せずコンビネーション測定することにより肝細胞癌の陽性率は向上する.最近,生体肝移植で拒絶反応を示した患者血清中でPIVKA-Ⅱ値が上昇することから,術後の拒絶反応の指標になることが明らかとなってきた.
現在,検体中のPIVKA-Ⅱ測定は,エイテストモノP-Ⅱ(エーザイ)が用いられているが,小型の肝細胞癌に対する陽性率が低い.近年エイテストモノP-Ⅱの改良キットED036が開発された.ED036は,エイテストモノP-Ⅱに比べ測定感度が向上し,その結果,小型の肝細胞癌の陽性率が向上した.現在,慢性肝炎,肝硬変から肝細胞癌に移行した症例の検体を用い早期診断に対する有用性の検討が試みられている.
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